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バーバラ・ドリーアー、フィジーでの拘束の恐怖を語る—太平洋地域の「不安定な時代」に警鐘

ニュース ✍️ Sophie Trigger 🕒 2026-03-15 01:17 🔥 閲覧数: 1
バーバラ・ドリーアー

バーバラ・ドリーアー氏は数十年にわたり太平洋地域から取材を続けてきた。しかし、フィジーの警察署の独房に一人で閉じ込められ、拷問されるのではという恐怖に駆られたあの夜ほど、彼女のキャリアにおいて過酷な経験はなかった。太平洋問題に関心を持つニュージーランド人なら誰もが知るこのベテランジャーナリストは、その経験を自身のキャリアで最も恐ろしいものだったと語る。

「コンクリートの部屋に窓はなく、裸電球が一つ、消えることなく灯っている。他の独房からは悲鳴が聞こえ、頭の中はおかしくなりそうだった」と、彼女は今週オークランドでのコーヒーインタビューで私に語った。今も明らかに動揺している様子だったが、それでも声を上げる決意は固い。「文字通り、身の安全が脅かされると感じました。これまで味わったことのない無力感でした」

太平洋地域の現実を痛感させる出来事

ドリーアー氏の受難は、彼女がスバで地元当局が問題視する記事を取材した後に拘束されたことから始まった。現在も弁護士の助言を受けている最中だとして詳細は明かさないが、彼女が受けた処遇は、太平洋地域がリスクなくジャーナリストが活動できるのんびりとした楽園だと考える人々への警鐘であることを明確にしている。

「この地域は急速に変化しています。新たな自己主張の強まり、一部を外部からの干渉とみなす動きへの抵抗が見られます。そしてジャーナリストはますますその板挟みになっている」と彼女は言う。「あの独房での一夜は極端な例かもしれませんが、独立した声のための空間が縮小しているという広範な傾向を反映しています」

30年近くにわたり、ドリーアー氏はトンガ、サモア、フィジーなどから取材を続けてきた。サイクロンやクーデター、政情不安の際にも、現場にいた唯一のニュージーランド人ジャーナリストであることも少なくなかった。彼女の人脈は村の長老から首相にまで及び、太平洋文化に関する知識は百科事典的だ。だからこそ、彼女の警告には重みがある。

隣人地域における「不安定な時代の到来」

彼女の警告は明確だ。「太平洋地域には不安定な時代が到来しています」 彼女は次のような様々な圧力が同時に降りかかっている状況を指摘する:

  • 地政学的な競争: 主要国がこの地域に資金と影響力を注ぎ込み、島嶼国は困難な外交海域を航行せざるを得なくなっている。
  • 気候危機: 海面上昇と激しさを増すサイクロンがコミュニティを追い立て、資源を圧迫している。
  • 国内の不安定性: 社会不安から政治的緊張まで、各国政府は高まる期待に応えるのに苦慮している。
  • 脅威にさらされるメディアの自由: 彼女自身の拘束は、ジャーナリストの追放や批判的な報道機関の閉鎖といった一連の流れの中の一例に過ぎない。

「太平洋で起きていることは、太平洋だけで終わる話ではありません」と彼女は強調する。「ニュージーランドの経済、安全保障、そして国家としてのアイデンティティは、隣国と深く結びついています。この地域が不安定化すれば、私たちは直接その影響を感じることになるでしょう。移民圧力の増大、経済の混乱、そして安全保障上の課題として」

人間が被る代償

しかし、ドリーアー氏はすぐに、話を抽象的な地政学から、彼女がこれまで取材対象としてきた人々へと戻す。彼女はツバルの村の長老が語った言葉を思い出す。「私たちは溺れているのではない、闘っているのだ」。この闘志は、太平洋島嶼国民を受動的な犠牲者として扱う国際的な見出しの中で、しばしば見落とされていると彼女は言う。

「彼らはたくましい。しかし、たくましさにも限界はあります。私のようなジャーナリストが拘束されるということは、太平洋が単なる美しい背景ではなく、複雑で、時には危険な場所であり、そこでは人々のリアルな暮らしがかかっているということを思い起こさせます」

解放されて以来、ドリーアー氏は同僚や太平洋地域のリーダーたちから大きな支援を受けている。しかし、彼女は自身のトラウマに浸ってはいない。むしろ、すでに次の旅の計画を立てている。再びフィジーへ、そして語られるべき物語のもとへ。

「恐怖に足を止められるわけにはいきません。私たちが引き下がったら、声なき人々の物語を誰が伝えるというのでしょう? それが私がこの仕事を始めた理由であり、これからもそれを続ける理由です」

太平洋が荒波の中を自らの航路を切り開いていく時、バーバラ・ドリーアーはそこにいるだろう。当局の意向にかかわらず、見つめ、耳を傾け、そして伝え続けるために。