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ナポリ対トリノ:エルマスとアリソンの活躍でパルテノペイが劇的逆転勝利

スポーツ ✍️ John Lee 🕒 2026-03-07 10:27 🔥 閲覧数: 1

金曜の夜、ディエゴ・アルマンド・マラドーナ競技場は熱気に包まれていた。伝統の一戦となるにふさわしいナポリトリノの対戦。上位との差を縮めたいパルテノペイは、粘り強いグラナタ相手に取りこぼしは許されない状況だった。そして迎えた90分間は、絶え間ない攻防、微妙な判定、そして選手個人の輝きが凝縮されたものとなった。

ナポリ対トリノ 試合写真

前半の火蓋:エルマスが観衆を熱狂させる

試合開始のホイッスルと同時に、アントニオ・コンテ率いるナポリの本気度は明らかだった。彼らは怒涛の攻めでトリノを自陣に釘付けにし、30分目前についに均衡を破る。完璧な連携からトリノ守備陣を切り裂き、最後はエリフ・エルマスが冷静に流し込んだ。北マケドニア代表の彼は、相手に気付かれずにペナルティエリアに飛び込む術に長けており、今回もまさにその形でナポリに値千金の先制点をもたらした。スタジアムは大歓声に包まれ、安堵と確信が感じられた。

トリノも反撃を試みたが、攻撃の形は噛み合わない。通常は信頼できるサムエレ・リッチをアンカーに置く中盤も、ナポリの激しいプレスに対応しきれず。ようやくプレスをかいくぐっても、最後の精度を欠いた。ホームチームが追加点を挙げるのは時間の問題のように思えた。

後半の攻防:アリソンがリードを広げ、トリノが反撃

前半が統制された展開なら、後半は良い意味での混沌だった。ナポリは後半開始早々から飛ばし、早々に追加点を奪う。決めたのはアリソン。そう、ブラジル人MFが絶妙な位置取りからゴールを決めた。ゴール前の混戦からこぼれ球が彼の前に転がり、6ヤードの距離を確実に決めた。2-0。試合はここで決まったかに見えた。

しかし、パオロ・ヴァノリ率いるトリノを知る者なら、彼らが簡単に屈しないことも承知のはず。後半半ば、物議を醸すPKで1点を返す。ペナルティエリア内のハンドの疑いでVARチェックが入り、主審がPKを宣告。ニコラ・ヴラシッチがキッカーを務め、アレックス・メレトの逆を突いてゴールに流し込んだ。試合は急激に振り出しに戻る。終盤20分は一進一退の攻防が続き、トリノは守備を顧みず攻めに出て、ナポリもカウンターで脅威を見せた。

ラザロの悪夢:忘れたいパフォーマンス

ゴールを決めた選手たちが脚光を浴びる一方で、まったく逆の意味で注目を集めたパフォーマンスがあった。トリノのウイングバック、ヴァレンティーノ・ラザロが経験したまさに悪夢。先制点の場面では再三ポジショニングを誤り、ボール保持時には無駄なパスが多く、結局途中交代でその屈辱から解放された。彼の出来はまさに「語り継がれる」レベルの低さだった。採点をつけるなら、辛うじて3点といったところか。アウェイのサポーターは、これが単なる悪い一日だったと願うばかりだろう。なぜなら、この試合での彼は完全に「お客様」だったからだ。

ナポリ対トリノから見えたポイント

  • ナポリの層の厚さが光る: 過密日程の中、エルマスやアリソンといった戦力外だった選手のゴールは、まさに金にも例えられる貴重なものだ。
  • トリノの粘り強さ: 敗戦とラザロの低調なパフォーマンスにもかかわらず、最後まで戦い抜き、ナポリを最後まで苦しめた。
  • VAR論争: ハンドの判定は、今後数日間議論を呼びそうだ。腕に当たったのか胸か?スタンドからは微妙に見えた。
  • 上位争いへの影響: この結果、ナポリはスクデット争いに確実に踏みとどまった一方、トリノは中位グループに留まっている。

試合終了のホイッスルが鳴ると、ナポリの選手たちの間には満足感が漂っていた。完璧な試合ではなかったが、タイトル争いにおいて、こうした試合こそがシーズンを定義づける。トリノのような手ごわい相手から勝利をもぎ取ることこそ、チャンピオンに求められる資質だ。アウェイのチームにとっても、この敗戦は恥じることではない。彼らはパルテノペイを最後まで苦しめたのだ。だが、ヨーロッパの舞台を目指すなら、個人のミスを減らす必要があるだろう。

次戦、ナポリは難しいアウェイ戦に臨み、トリノはホームでの巻き返しを期す。確かなのは、今回のナポリ対トリノが物語るように、今シーズンの終盤戦は目が離せないということだ。