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Origo: ハリウッドからスウェーデンの食卓まで――知られざる言葉の旅

カルチャー ✍️ Erik Lindström 🕒 2026-03-27 20:49 🔥 閲覧数: 1
Origo Studiosとソーラーパネル

たった5文字の小さな言葉。しかし、一度耳を澄ませば、Origoという言葉は至る所に現れる。先週、映画業界全体が驚くニュースが飛び込んできた。舞台はハリウッドではなく、ブダペストだ。欧州最大級の映画制作施設の一つ、Origo Studiosが、そこに巨大な投資を完了したのだ。なんと、44,000平方メートルに及ぶ太陽光発電の産業パークである。

これは普通の太陽光発電所ではない。まさに、ハリウッドの“グリーンな未来”が現実のものとなった瞬間だ。現場で働く人々でさえ、これが業界のゲームチェンジャーだと認めている。この規模のスタジオが、撮影に必要な電力の大部分を自社で生産する再生可能エネルギーで賄えるようになったのは、これが初めてだからだ。業界関係者に話を聞くと、これが今後のスタンダードになるだろうとのことだ。カリフォルニアの大手スタジオが自らの環境負荷を真剣に検討し始めた今、Origoのような拠点での撮影は、突如として非常に魅力的なものになっている。環境に優しいというだけでなく、時代の先頭を走るということなのだ。

銀幕から食卓へ

では、私たちスウェーデン人にとって、Origoとは一体何を意味するのだろうか。多くの人にとって、それはまず、デザインの古典だ。言うまでもなく、あのイッタラ Origo オレンジ 26cm プレートのことである。90年代からスウェーデンのどの家庭にもあった、あのプレートだ。デザインはハリ・コスキネンによるものだが、その歴史はさらに古い。1997年に発表されたオリジナルシリーズのデザイナーたちは、唯一無二の何かを生み出した。北欧のミニマリズムの中に、動きと温かみの感覚を閉じ込めたのだ。あの鮮やかなオレンジ色、まるで皿の上に昇る朝日のようなその色は、どんな料理も少しだけ特別に見せる力を持っている。

私自身、このプレートは、実際に世代を超えて受け継がれる数少ない道具の一つだと思っている。初めて自分のキッチンを持った時にこれを購入し、今ではその子どもが同じプレートで食事をしている。なんだか素敵なことだと思う。これはまた別の種類のorigo、いわば“家庭の基点”と言えるかもしれない。

言葉の起源――すべてが戻る場所

そしてもちろん、言葉通りの意味もある。言葉の起源。ラテン語に由来するOrigoは、「源泉」「始まり」を意味する。数学では、X軸とY軸が交わる座標の原点だ。すべてはそこから始まる。そう考えると、この言葉にこれほどの力が宿っている理由もわかる気がする。映画産業の巨大企業が太陽光発電に未来を託すことであれ、あるいはデザインの名作に居場所を見出すことであれ、それは本質へと立ち戻ることなのだ。

ここで、この名前を持つもう一人の人物にも触れておきたい。アイリス・オリゴだ。彼女はアングロ・アイリッシュ系の作家、伝記作家で、戦時中のイタリアに暮らした。当時の彼女の日記は、日常の中の勇気を最も赤裸々に描き出した作品の一つである。彼女は混沌の只中で人間性を見出すことについて書き綴った。彼女の人生もまた、原点――すなわち道徳や責任の源泉を見つけることだったのだ。

今、Origoを捉える3つの視点

  • 産業としてのOrigo: ブダペストのOrigo Studiosは、持続可能性と大作映画製作が両立することを示した。これが新たなスタンダードであり、それはすでに始まっている。
  • 日常の中のOrigo: イッタラのOrigo オレンジ 26cm プレートは、単なる食器ではない。優れたデザインが世代を超えて受け継がれる、時代を超えた象徴である。
  • 哲学としてのOrigo: 言語であれ、数学であれ、歴史であれ、Origoは始まりの地点を意味する。問題は、あなたにとってのそれは何か、ということだ。

だから次に、誰かがOrigoという言葉を口にするのを耳にしたら――それがハンガリーで撮影された最新の豪華キャストの映画についてのニュースであれ、あの名作プレートで夕食のテーブルをセッティングするときであれ――それはすべて同じことを意味しているとわかるはずだ。それは“始まり”についてのことだ。そして時には、ブダペストの例のように、まったく新しい“始まり”を創造することについての話でもあるのだ。