ウェストハム vs リーズ:FAカップ準々決勝の大激闘 – ハマーズがウェンブリー切符を掴む
ドラマをお望みか?血と汗、そしてちょっとした魔法を?ならば、ここロンドン・スタジアムで全てを味わえる。ウェストハム対リーズのFAカップ準々決勝は、期待をはるかに上回る一戦となった。混乱の坩堝、息もつかせぬ打ち合いの末、ハマーズがウェンブリー行きの切符を手にした。このリーズ・ユナイテッド対ウェストハム・ユナイテッドの激突の最終笛が鳴り響いた時、ホーム側スタンドから湧き上がる大歓声がすべてを物語っていた――これは特別な試合だったと。
正直なところ、70分間は雲行きが怪しかった。リーズは飢えた犬の群れのように最初から飛ばした。高い位置からのプレス、激しいタックル。そして、ニョントがアレオラの守るゴールに鮮やかなカーブを描いて突き刺すと、スタジアムは一瞬で沈黙した。張り詰めた空気。リーズ・ユナイテッド対ウェストハムの対戦はいつも緊迫感に満ちているが、今回はカップ戦――勝者が全てを手にし、敗者にやり直しは利かない。
大一番で輝いたボーエン
しかし、モイーズ監督率いるこのウェストハムには折れる気はなかった。歯を食いしばり、道を切り開く。そして今夜、その道はおなじみの男が切り開いた。ジャロッド・ボーエンだ。この男は大舞台を生き甲斐にしている。試合前には「ビッグチャンスであり、ビッグな瞬間」と語っていたが、その言葉通りの活躍を見せた。まず、開始1時間過ぎのゴール前の混戦から泥臭く押し込んで同点――1-1、勝負は振り出しに。そして試合終了5分前、右から内側に切れ込むと、まるでコーンのように相手DF2人を置き去りにし、左足でロケット弾のようなシュートをゴール天井に突き刺した。ロンドン・スタジアムが沸騰した。ウェストハム・ユナイテッド対リーズ・ユナイテッドに、これ以上ないシナリオだった。
- ジャロッド・ボーエン(ウェストハム) – 2ゴール、いずれもストライカーの本能のなせる技。彼はノックアウト戦のために生まれてきた。
- ウィルフリード・ニョント(リーズ) – ハマーズの最終ラインを一晩中苦しめた。先制点は絶品だった。
- デクラン・ライス(ウェストハム) – ピッチの隅々までカバー。チームがリーダーを必要とした時にキャプテンシーを発揮した。
ゴールキーパーのドラマも忘れてはならない。アレオラは88分、サマービルの決定的なシュートを世界クラスのセーブで阻止――指先でかろうじて弾き出し、リードを守り抜いた。一方のメスリエには、ボーエンの2発を止める術はなかった。これこそがFAカップの残酷なまでの美しさだ。一瞬までウェンブリーの夢を見ていた者が、次には「バブルス」の歌を背にピッチを去ることになる。
この結果の意味 – ハマーズにウェンブリーコール
この勝利で、ウェストハム対リーズは記憶の中の一戦となるが、クラレット&ブルーにとっては輝かしい記憶となる。彼らは準決勝へ向けて、国立競技場に乗り込む。誰と当たりたいか?そんなことはどうでもいい。ボーエンがこの状態で、ロンドン・スタジアムを熱狂の坩堝と化すサポーターがいる限り、どんな相手にも勝つ自信がある。リーズにとっては悲劇だ。戦い抜いたが、「もしも」の思いを抱えて帰路につく。
そう、カレンダーに印をつけておけ。次はFAカップ準決勝の抽選だ。全てのハマーズがトロフィーを掲げる夢を見ているに違いない。だが今夜は?今夜はウェストハム対リーズに捧げられる――すべてが詰まった、真のカップタイだった。情熱、技巧、物議を醸した判定(アーロンソンへのノーファウルには今も首をかしげている)、そして何年もリプレイされるであろう終了間際の決勝点。これこそが私たちがこのスポーツを愛する理由だ。これこそがFAカップをいまだ魔法のように輝かせている理由だ。
ウェストハムの次戦は?ウェンブリーへの旅。リーズはリーグ戦に戻る。しかし、こんな夜には、誰も明日のことなど考えない。ただ、この混沌に酔いしれている。正直なところ、これ以上の展開はあり得ない。